そばの味わいを大きく左右するそば米。そばの細道 やま江では、そば本来の豊かな風味がたっぷりと感じられる在来品種にこだわって使用しています。在来品種とは、その土地で古くから栽培されている品種のことです。生産効率を重視して品種改良されたものと比べて一粒一粒が小さいため、香りの成分が分散しにくく香り高いそば粉に仕上がるというメリットがあります。
当店で仕入れているそば米は、収穫後適切な処理を施したのちに真空包装で保管されているので、いつでも新そば同等の香り高いそばに仕上がります。
製粉機も香りが飛びにくい石臼タイプのものを採用し、上質なそば米の良さを最大限に活かす工夫を行っております。
やま江のそばは、もっちりとコシのある食感を実現するために、でんぷん質(胚乳)をたっぷり含む一番粉を使用しています。
殻を含まない一番粉は香りが弱くなりがちですが、当店では品質の良いそば米を仕入れ、風味が損なわれない方法で丁寧に製粉・製麺することで、一番粉の短所を補いながら最高に美味しいそば作りを追求しています。
また、いつでも打ちたてのみずみずしさ、もっちり感をお楽しみいただけるよう、その日に提供する分だけを製麺しているのも特徴です。
試行錯誤を重ねて生み出したやま江特製のそばを、是非お召し上がりください。
やま江のつゆは、上質な和の出汁が効いた豊かな味わいが自慢です。日高昆布から出るコクや、かつお節、うるめいわし節から出る魚介の旨みを丁寧にブレンドすることで、味わい深いつゆに仕上げております。
醤油は、奥出雲から取り寄せた森田醤油店さんの熟成醤油を使用。国産の素材を使用し、昔ながらの製法で作られた本格派の醤油です。
また、つけそばには醤油と出汁の味を活かした甘さ控えめのつゆを、かけそばには少し甘みを加えたつゆを、というように、メニューによって味を使い分けているのも当店のこだわりです。